八百屋の株は霜にあたっておいしい盛りになってきたというのに、証券の株は猛吹雪に遭って凍りつきそうな様子。持たざる身にはなんてことのない対岸の火事なのだけれど、そのうち火の粉が飛んでくるんだろうな。
政治や経済に明るいニュースがない中で、唯一明るい希望が持てそうなのは、ブッシュの時代が終わるということ。次のオバマ(まだ決まってないけど)に期待が持てるということではなくて、ブッシュの時代が終わるというだけで、これはもういいニュースなのだ。
アメリカの大統領がもう少しましな人間になると、日本の雰囲気も少しは良くなるんだろうな。この国には選挙はやっても政治家は立候補していないし、当選するのは政治とは選挙対策のことだと思っている連中ばかりなのだから、アメリカの大統領が替わったほうがよほどインパクトがある。政治をやっている連中自身が金のことばかり考えているから、最近は国民もみんな目先の金で動いてくれると思っているらしい。
一人あたま1万なんぼか、全体で2兆円も現金をばらまいて何になるの? そうしておいて「税金は上げるからね」と言う感覚は、ちょっと支離滅裂でビンボー人には理解ができない。意味のわからない金であってもつかんでしまえば喜んでしまう人も、つかませてしまえば喜ぶと思っている感覚もどちらも恐ろしい。商店街の福引でやる現金のつかみどり(人間の嫌な欲をむき出しにさせてしまう最低の景品)と同じじゃないか。
ブッシュもひどかったけれど、日本の政治家はどうにも下品だからきらいだ。みんなやめちまえ!