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先週はこの週刊のお知らせを作っている最中にパソコンがプッツン状態となり、いくら叩き起こしても「私、もうダメ…」と寝込んでしまう始末。そのまま修理屋さんに入院となり、翌日になって蘇生不可能と連絡があった。それでもハードディスクが生きていたので、中に保存されていたファイルを取り出すことができた。修理屋さんから返されてきたのは白いDVDが3枚だけだったので、まるで愛用していたパソコンがお骨になって帰ってきたようで、線香の一本でも手向けたくなってしまった。
その事態を参加しているソーシャルネットに書き込んだら、いろいろな知人からお悔やみや励ましや嘲笑が寄せられ、今やパソコンというものは使う人の人格の一部のようになっていることを実感した。それだけに、常日頃のリスクへの向き合い方が露見してしまい、わかっちゃいるんだけどねぇなんとかなるさぁ、というリスク管理の甘さを世間に曝してしまった。 不覚だと感じたのは、突然壊れてパニックなるほどいつの間にかパソコンに深く依拠していたことだった。こんなはずではなかった。思えば、手書きだった週刊のお知らせもパソコンで編集するようになってもう10年以上、カメラはデジタルになってプリントの代わりにパソコンの中に蓄積され、個人的にも業務的にも連絡は電子メールが主になり、おいおい、そうだよ、店のホームページなんてものまであるのだから、もう万全のバックアップ体制を敷いておかなければならなかったのに、まったく無防備だったのだ。すべて、使い手の頭が旧態依然のままだったことが問題なのだ。 こういうリスク管理の甘いおっさんが海辺で大地震に遭うと、大津波が来るという警報が鳴っていながら「まあこないだの津波が大丈夫だったんだから今度も…」と高みの見物を決め込んで、しまいには大津波にのまれてしまうのだろう。賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ、という見本を公開してしまったようなものだから、嘲笑もありがたいメッセージとして頂戴いたす。 蘇生不可能と診断されたパソコンの代わりにさっそく新しいパソコンを買ってきて、お骨のようになって帰ってきたファイルを入れた。パソコンのない日はわずか一日だけで、また元のように実際の机の上と同じように積んどくファイルをひっくり返しては資料を探す日々に戻った。 買ってきたパソコンは台湾製の39800円。ちょうど春物と夏物の入れ替え時期だったようで、処分品がかなり安くなっていた。外観のきれいな国産メーカー品に比べて、安価な台湾や中国ブランド製品は黒ずくめの外観で地味だ。でも、どこまでの何が必要かを絞り切って考えると、国産メーカー品は見せかけと必要以上の性能が多くて無駄が多い。国内生産をうたい文句にする製品もあったが、今や台湾は世界で最も信頼される電子機器生産地だから、ブランドにこだわらなければ台湾製は安くて良い製品なのだ。 パソコンに限らず、耐久消費財といわれる電気製品や車などの日本製品は、どうも必要以上の性能や装備を付けて価格を高くする傾向がある。それは多分、買う人の志向を先取りしたマーケティングによるものなのだろうけれど、その製品作りが一方でガラパゴスと揶揄される一種独特の発達の下支えになってきたのだ。モノとしての本質よりも市場でより売れるための製品作りという志向は、ガラパゴスのような店を運営するおっさんには受け入れられない。2012/5/22
by organic-cambio
| 2012-05-22 17:52
| 店主の雑言
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