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暑中お見舞い申し上げます。このお知らせをお読みになるころはすでに立秋を過ぎ、残暑となっていることでしょう。まだまだ厳しい暑さが続きますので、皆さま十分体調を保つよう自愛くださいませ。
岡谷に店を開いた20年前は、それまで住んでいた東京の内陸部と比較したせいか、信州の夏はずいぶん過ごしやすいと感じた。そのころと比べてこの数年の夏の暑さは、感覚的ではあるけれど、過去の夏よりどうにも暑くなっている。店を開いた翌年の93年に未曾有の冷夏があって、梅雨が明けたらそこはもう秋だったという年があったことも、感覚と記憶に影響を及ぼしているのかもしれない。この数年の暑さがどれだけ記録を塗り替えたのかは、この秋になるときっとどこかでニュースになるだろうから、それをよく読んでおこう。 田中町にあった移転前の店も、周りはすべてアスファルトとコンクリートだった上にエアコンを使っていなかったので、店に並ぶ野菜たちが大変気の毒だった。ひと山向こうの塩尻有機では、真夏でも有機ブロッコリを生産できる全国的に見ても稀有な環境なのだけれど、せっかくのブロッコリが朝並べて午後にはもう傷み始めてしまう。蓄冷剤を下に敷いたりしても焼け石に水。そこでエイヤッと大枚をはたいて冷蔵のオープンショーケースを入れてみたが、高湿度で結露が激しい上に、配水管が設置できなかったために排水を一日2回は捨てなくてはならなかった。そもそもドアのない冷蔵庫など、エアコンがある店に設置することを基準に作られているのだ。 現在の店に移転して排水の世話はなくなったが、エアコンを使わないことは同じだった。一時エアコンを導入することも考えて見積もりを取ってみたのだが、一年のうちにどれだけエアコンを必要とする日があるのかを考えると、とても割に合わないことは明白だった。暑いと感じる温度を25℃として、エアコンがほしいと感じるのを30℃以上とすれば、両方合わせたってせいぜい50~60日。冬はエアコンの乾いた風は不快だから使わないとすれば、わずか2か月のために一年分のリース代を払わなければならないという実に不経済な代物なのだ。 わが店の女性スタッフは、みんな温度調節の苦手なカメレオンの化身なのだけれど「エアコンと暑いのとどっちがいい?」と訊くと、みんな「暑いほうがまだいい」と言う。エアコンは瞬間的には快適だけれど、どこか身体のセンサーを狂わせてしまうようだ。暑い外からやってきて、身体は外の暑さに対応しようとしているのに、エアコンの冷気はその対応を止めさせてしまう。また仕事が終わって外に出ると暑さが身体のセンサーを動かすので、もうどうしたらいいのかわからなくなって、カメレオンのように目玉がぐるぐる回ってしまう、ということらしい。 それに比べると、ホルモン分泌も思考回路もきわめて単純な55歳♂は、暑くても寒くても温度変化にすぐ順応してしまう。夏は暑ければ暑いほど、汗を出して身体の水分の循環が良くなるせいか、体調がどんどん良くなってしまう。暑くても食欲は落ちるどころか、暑いほうが異常と言われるほどに食欲が湧いてくるので、過去に夏バテをしたという記憶すらない。でも、こういう人間ほど自分の身体を過信するものなので、ある時バッタリと熱中症で倒れたりするから要注意だ。 そんな馬食男の話など参考になるか、と言われてしまいそうだけれど、ひとつだけ皆さんにおススメしたい夏の乗り切り法があります。それは、暑いときほど野菜をたくさん食べること。特に暑い時期に生るナス、ピーマン、キュウリ、トマトなどの夏野菜を、簡単な調理法でたくさん食べる。油炒め、煮浸し、塩もみ、素揚げ、もちろんサラダだっていい。名前の付いた大文字料理ではなく、その時にあるものをなるべく質素な調理でたくさん食べる。野菜でおなかが一杯になってしまったら、ご飯を抜いたっていい。 野菜をたくさん食べるためには、素材としておいしい野菜でないとなりません。そんなに野菜を買ったら高いと思いますか? CAMBIOでは夏野菜はどれも1袋250gで150円ほど。1回に頑張って4種類を全部使ったとしたって600円ほど。その金額でお肉ならスーパーでどれだけ買えますか? 牛の焼き肉用なら2人前がいいところ、刺身だって赤味の解凍ものひとサクがいいところ。それに比べたら野菜って安いでしょ? ためしに3日間そんな野菜尽くしの食事をしてみてください。きっとトイレに行ったときに、身体が喜んでいるのがわかることでしょう。2012/8/7
by organic-cambio
| 2012-08-07 18:43
| 店主の雑言
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