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昨年の秋は忙しくて全く出歩けなかった反動で、年が明けてからは毎週どこかに出かけている。出かけて歩いて貯めこんだモノコトを、秋にドバっとイベントにして放出したという面もあるので、今はまたモノコトを貯めこむ時期に戻ったのかもしれない。振り返って印象的だった場所を思い出してみると、いずこも古い建物を再利用してひと世代も若い人たちが運営しているところばかりで、いつも彼ら若い世代に教えられることが多い。聖書には「新しい葡萄酒は新しい革袋に入れよ」とあるけれど、古い建物に入って新しい息吹をもたらすのは若い知性と感覚のようだ◆松本や善光寺周辺、上田など歴史を重ねた街には、古い建物を生かしたカフェや雑貨店がどんどん増えている。岡谷は古いものを生かすよりモノづくりの街だからか、産業の大変換を乗り越えた歴史のせいか、再利用できるような古い建物が少ない。この辺りでは下諏訪の御田町商店街に古い建物を生かした店が増えていて、つい先日も新しい店を始めるのでチラシを置いてほしいという若い女性が見えた。「誰もが立ち寄れる公衆こたつのある部屋を作って、自分でお茶を入れて飲んでもらい、家賃が出る程度に雑貨も売ってみたい」というアイデアに、ひと世代前の頭が固いおっさんはのけぞりそうになったが、何ごとも他人と同じでは新しい商売なんて成り立たないのだから「頑張ってね」とチラシを受け取って店に貼っておくことにした◆そんなひと回りも若い人たちのやることを面白いと思えるのは、ひとえにお互いが独立した関係だからで、これが同じ会社の部署の中だったらどうだろうかと考えると、見え方は180度変わってしまうのかもしれない。会社という一つの目的を持って集まっている組織の中で、これだけ感覚が違う人が一緒に仕事をするのは大変なことなのだ。それを考えると、自営業という不安定ではあるものの自分の好き勝手ができる立場でよかった、と思う。齢を取ると自分の経験則で物事を考えがちになる。今はその経験則が足かせになる時代になってしまった。頭が固いおっさんがひと回りも若い世代と一緒に仕事をすると、きっと自分の価値観や経験則を押し付けて反発を受け、悩んだであろうことは想像に難くない◆話は変わるけれど、都知事選は脱原発を争点に展開することになってしまった。脱原発を問うならば、原発容認と脱原発が国民投票のように1:1で争って成り立つはずなのに、このおかしな構図は何だろう。たしかに東京の電力を賄うために原発がいくつも作られているのだから、ひとつの政策としてその是非を問うことはあり得ることだけれど、投票率が低い都民の半分ほどの票で脱原発が問われてしまうのはおかしい。でも、もっとおかしいのは脱原発派の分裂だ。脱原発という大きな命題を背負いながら何人もの候補に分かれてしまったのは、どこか昔の派閥争いやセクト争いを思い出してしまう。この選挙の結果はきっと重いものになる。分裂の原因になっているのが過去の価値観や経験則によるものなら、そもそもこの国がクリアしなくてはならないのは脱原発以前の問題で、まだ新しいエネルギー政策など実行できる状態ではないということになる。
by organic-cambio
| 2014-01-28 16:22
| 店主の雑言
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