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久々の大雪で皆様雪かきにお疲れ様でした。百年に一度の大雪という報道がありましたが、岡谷に限れば十三年前の雪の方が量も降り方もすごかった。でも、原村や富士見は雪が優に1mを超えていて、これは大変な災害。生産者の中でもハウスや車庫を潰された方が続出。春が間近に迫っているだけに、今年の営農に影響が出ないことを祈るばかりです◆われらが店も東京の出荷センターや卸からの荷が止まり、出荷されていた荷が店にすべて着いたのは発送から6日後でした。大雪から1週間たった今もまだ発送を受け付けない会社もあり、発送した荷が翌日に着くのは当たり前と思って営業していることに、実は大きなリスクが潜んでいることをあらためて知りました。物流が発達したおかげで、地方の小売業は大都市圏と同じ商品を店に並べることができるようになったのですが、それはひとたび災害があると大きく崩れてしまうのです◆今回は山梨県に大雪が降ったために流通経路が閉ざされてしまったのですが、これは危惧されている富士山の噴火と同じ災害の影響になります。だから、これを富士山の噴火の想定として、東京に依存している流通を分散させる契機としようと思いました。中央道、国道20号とも閉鎖され、東名高速も、関越、上信越道もダメ。今回は雪だったので次第に解けることで回復が見込めますが、火山灰が雪のように降り積もったら数か月の単位で復旧しないでしょう。そうなったらどうしたらいいのか◆今回の大雪で最も大きな被害を蒙った小売業は、山梨に本拠を持つスーパーだったようです。まったく経路を断たれてしまった。われらが店も、東京から送られてくる生ものは大きな損害になりました。でも、地元で焼いているパンは全くいつも通りに届けられました。今回は県内の流通も混乱したので松本や安曇野の生ものは届きませんでしたが、東京のルートが断たれても県内であれば自分で集荷に回ることもできます。地元での付き合いはいざという時に強いのです。地元の生産者と密にお付き合いすることは、そんな非常時のリスク分散のひとつにもなるでしょう◆大雪が降り始めた金曜日は配達日だったので、私はいつも通りに配達に出ました。ところが原村から富士見に近づくにつれ雪の深さがどんどんと増えてゆき、途中で危険を感じて引き返しました。すでにいくつも小型のトラックが動けなくなって立ち往生しているのを見て、これは危ないと感じたのです。高速が通行止めになっているので、国道20号は渋滞しているだろうとあえて細い県道を選んで2時間かけて店まで帰りつきました。翌朝のニュースで国道20号にたくさんの車が立ち往生したまま雪に埋もれたことを知り、その判断は正しかったと確信したのですが、万が一雪に埋もれてしまった時のことを想定して何が一番困るだろうかと考えてみました◆私は車にテントと寝袋を常備しているので、立ち往生しても車に籠って過ごすことは十分可能でした。山の中に比べれば、車の中は雪が降らないのだからずいぶん快適。おまけに集荷したパンがたくさんあったので、食べものだって困らなかった。ラジオがあるからニュースも入って来る。でも、それが一晩なら何とか過ごせましたが、今回立ち往生した人たちは3日3晩も閉じ込められてしまった。その間にマスコミから流れたニュースは、閉じ込められた人たちに的確な情報だったかどうか。閉じ込められていても、自分たちが置かれている状況や今後の見通しを知ることができると、ずいぶん精神的に落ち着きます。大雪はやがてやむことが分かっても、いつ自分が脱出できるかが分からないというのは、結構辛いことだったと思うのです◆山梨県がひどい被害を受けているのに、その状況がマスコミからは伝えられずオリンピックばかりを流していた、と顰蹙を買っていましたが、それはあまりに被害が大きくて取材に入れなかったからでしょう。被害が大きいほど伝えられず、被害の最中にある人たちほど起きたことの大きさを知ることができない。これは3年前の大震災の時と全く同じ。その中でうまく機能していたのは、やはりツイッターやフェイスブックなどのソーシャルネットでした◆ラジオから流れてくる情報が外から見たニュースなら、ソーシャルネットからの情報は被災地の中でそれぞれがいる場所を起点にした情報です。どこの町でどれだけの雪が降っているかという被害を大きくひとまとめにしたニュースより、大雪で閉じ込められている人たちに必要なのはどこへ行けば何が手に入るか、どの道が除雪されて通れるか、いつになったら立ち往生した国道から脱出できそうか、というピンポイントの情報です。それをうまく取り込んでこちらからも発信するためには、それに対応できるを持っていなくてはならない。ガラケーではもう対応できる時代ではない、と今さら悟ったのでした。
by organic-cambio
| 2014-02-25 19:22
| 店主の雑言
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