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我が家のムスメムスコ達は一番下が二十歳になったので、すでに子育てという段階は終わった。でも、まだ一人で餌を捕まえられないヤツがいるので、親鳥はもうしばらく餌を運んでやらなくてはならない。ほぼ終わってしまったけれど、子育てはなかなか面白かった。いま思えば失敗ばかりだったので、次はその失敗を生かしてうまくやってみたいと思っているが、コウノトリは何と言うだろう◆子供たちのうち上の3人は学年でふたつ離れているものの、年齢では1歳7か月と1歳11か月しか離れていなかったので、小さいころはカミさんが結構大変だった。その頃仕事をしていた店は夜8時までの営業だったし、週2回は夜中までミーティングがあったので、平日に子供たちを風呂に入れたり寝かしつけるのはカミさんが一人で奮闘していた。まだ一人で立てない赤ん坊を抱いて子供たちと一緒に風呂に入り、一人ずつ茹で上げて出してやるのに十分に体を拭いてやれず、裸で逃げ回る子供たちをカミさんも裸で家の中を追いかけまわす。父ちゃんが帰る頃にはみんなすっかりと寝込んでいて、一人で「ニュースステーション」を見ながらぼそぼそと晩飯を食べる毎日だった◆そもそも我が家の親二人は片方が「何事も何とかなる」と思っていれば、もう片方は「すべてはなるようにしかならない」と考えている。世間から見れば極貧状態にあっても、「多少ビンボーかな」ぐらいにしか認識してこなかった。だから、さらにもう一人子供が増えることになっても「まあ、よく生まれてきたものよ」と喜んだが、それから15年後にどれだけのお金が必要になるのか、などということは考えないようにしていた。それはアンタのことで私はちゃんと考えていたよと、片方が怒るかもしれないが◆わが子供たちが小学生のころからその傾向は始まっていたが、子どもが少なくなってとうとう人口が減り始めた。かつて学年3クラスあった小学校も今は2クラスになり、各クラス30人ずつだそうだ。これからは子供が減る以上に、人口そのものが減っていくらしい。だからどうにかして人口を増やそうと国を挙げて躍起になっているようだけれど、それって何か変だと思う◆なぜ人口が減ると困るのかと言えば、税収が減って自治体が維持できない、働き手が減って生産性が落ちる、消費が減って流通経済が成り立たなくなる、などなど。2040年には全国の30%にあたる自治体が消滅するなどと言われるとビビってしまうし、今ある会社のうち生き残れるのはごくわずかなどと書かれると頭を抱えてしまうかもしれない。だけれど、どこを開いても経済の話ばかりだ。つまりおカネの話。この国は何を考えるにもおカネしか基準にしないのだな。でもよく考えてみようよ。誰がこれからの経済を維持するために子供を産もうなどと思うのか、って◆なぜみんなが子供を産んで育てたのか、なんてことまでは詳しくわからないけれど、ひとつ確信できることは子供を産んで育てることがハッピーだったからだ。それ以前に誰かと一緒に暮らすことがハッピーだったからだ。子供をたくさん産んだのはそれが生きる希望だった時代があったけれど、今は自分たちの子供がいることがハッピーだからだ。単なる結果という場合もあるけれど、そこに至る過程がハッピーだったのだ。だから、子どもが減っていくということは、子どもを育てることがハッピーだと思えなくなったのだ。その原因は何かと考えることが、これから人口を維持するために最も近道だろう。問題はそれがどうやったら解明できるかなのだけれど、経済ばかりを中心に置いて考えていたら思いつかないことなのだ◆人口についてもうひとつ思うのは、この国に限っては人口が減ることは良いことなのではないか、ということ。狭い国土の中に1億人以上も暮らすのは無理なのだ。昔よりエネルギーをたくさん使う生活になり、エネルギーを生み出すために大変な犠牲を払わざるを得ず、食べものを育てるために大量の農薬をばらまき、移動するために化石燃料を消費する今の暮しを続けるのであれば、この狭い島国の自然は長く続かないだろう。だから今より人口が減っていくことは、これからの自然環境には好ましいことなのだ。どんどん減って産業革命以前の水準に戻ったらいい。江戸時代の人口はおおよそ3千万人だったそうだから、今の1/4まで減った方が自然環境には良いということだ。え、無茶苦茶だ? そうかなぁ。
by organic-cambio
| 2014-06-17 15:28
| 店主の雑言
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