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古本市まであと1週間。
この書き出しで、いかに店主の頭の中を古本市が占めているかをご理解いただきたい。 今回は企画も盛り沢山だが、紆余曲折もまた盛りだくさんで、かつてなくさまざまな判断を迫られることが続いた。 準備の段階で苦労が多いときは、本番のリスクが前もって把握できていることでもあるので、決して悪いことだとは思わない。 一番怖いのは準備がチャンチャンと進んで、本番で大コケになること。 今もまだそのリスクをすべて予測できたわけではないけれど、そんな苦労が多いことほど終わった時の感慨というのがまたひとしおであることを知っている。 だから多少の艱難は喜んで受けて立つぞ。なんちゃってね。 この古本市のように、多くの人たちとひとつの期間を設けて共同でコトを成し遂げる、という経験をどこかでしたことがあると思って記憶を手繰ってみたら、かつて2回経験した登山の海外遠征がよく似ていた。 目標と実行期間を決めメンバーを募り、お金を出し合って準備を進めていく。 メンバーはそれぞれに個別の事情を持っているし、体力や技術にも経験にも差があるけれど、そこを互いに補いつつ目標に向かって進んでいく。 ひとりひとりが当事者であることを自覚していれば、何か問題が起きてもそれぞれに解決方法を持ってくる。 それはジグソーパズルのピースをメンバーが分けて持ち合っているようなもので、何か不足があるとどこからかピースを出してくるメンバーがいて、最後に完成する絵はそのピースを出せるメンバーの力によって決まってくる。 学生であればだいたいお金の面で、社会人であれば会社や仕事との兼ね合いといった問題がある。 全体で使う食料や装備を整え、メンバーが脱落することなく予定通りに飛行機に乗ったら、もうそれで8割が成功と言われた。 古本市では飛行機に乗る代わりに、どこで成否を見分けたらいいのだろうか。 まだわからない。 今回苦労したことのひとつにフリペ集めがあった。 フリペとはフリーペーパーの略で、無料で配布される雑誌あるいは情報誌のこと。 これを全国から集めて一つの会場にダァ~ッ!と並べちゃおうという企画。 お店の2階というクローズな空間のため、古本の販売をするには人を配置しなければならないが、そのスタッフが足りない、というある会場の事情を解決するために、八百屋の店主と古本屋の主が頭をひねって絞り出した企画だ。 始めてみてすぐ気が付いたのは、まずそんなみんなが手に取って読む価値があるフリペが、どこにあるのかを探り出すのが容易ではない、ということだった。 フリペとひと口に言っても、お店の宣伝が主体のクーポン雑誌、地域の情報誌、観光案内誌、自治体の広報誌、美術館や博物館の広報誌、企業の宣伝誌、デザイナー趣味や自己PRで作るZINEなど、性格やスタイルが実に多種多様で面白い。 このうち宣伝媒体として有料広告ばかりのものや、文字ばかりで視覚に訴える部分がないものを除き、なるべく手に取ってわくわくするようなフリペを集めることにした。 全国のフリペを集めたサイトもあるが、どちらかといえばクーポンや広告誌ばかり。 紙質も写真も文章もクオリティが高くて読む価値があるフリペにはなかなか出会えない。 ようやく見つけて提供のお願いを出しても返事すらない、という悶々とした日々が続いてあせりを感じたところが、先週書いた「一人で抱えて唸っている状態」だった。 これではいけない、と実行委員会のメンバーに実情をぶちまけると、各自がいろいろなつながりを生かして情報を集めてくれた。 さらにフリペをいろいろ集めている書店の主や、かつて上質なフリペを出していたデザイナーにも助けを乞うた。 そうするうちに、世の中にある実にクオリティも志も高いフリペの存在を知るようになり、あちこちから実際にフリペが送られてくるようになり、古本市というイベントに興味を示してくれる他地域の人とつながるきっかけにもなってきた。 これは今後の大きな財産になるかもしれない。 大切にしよう。 こう書いていくと、求人誌やクーポン誌などのコマーシャルベースのフリペと、非営利で同人誌的なZINEとは分けて呼んだほうがよいと思うのだけれど、境界線を引くのがまた難しい。 何と呼ぼうか、今度はそれを思案投げ首。 何しろ八百屋の店主は、全国47都道府県から集めてフリペで日本地図を作っちゃおう、と無謀かつセンスのない企画ばかりを考えるのだから。
by organic-cambio
| 2015-04-21 14:53
| 店主の雑言
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