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入試の季節です。店の前にある塾でも日曜日に模試が行われているようで、終わりの時間になるとお迎えの車で混雑します。大学を受験する子たちが親の送り迎えで勉強しているのは、とても日本的な風景なんだろうな。自分の勉強なんだから、どんな天気でもどんなに遠くても自分の足と意思で通って来いよ、と勝手に駐車場を使われる不愉快さも相まってジジイは店の中から悪態をつくわけです。
今の進学事情は昔とは変わって推薦入試が中心です。高校での成績が良い学生は大学でも良い結果を残すのだそうで、レベルの高い大学でも一般入試より推薦入試を重視するようになっているらしい。学校も親も推薦で手堅く進学してくれるのは楽なようで、我が家のような一発勝負型は少数派になっていくのです。最初からチャンチャンと積み上げて、冒険をしないですむようになるのです。けっ! 子どもの成長を波風なく順調に進めてあげたいという親ゴコロが、塾に送り迎えして良い学校に推薦で進んでいくことを支えているんだとしたら、なんかこの国の将来って危ないんじゃないか、って思ってしまうのです。人間っていろんな経験を経て自分のスキルを構築していくものです。何ごとも順調にいくことは良いことだけど、どこかで躓いたときに立ち直る方法を知ることも大事なスキルです。 オリンピックのメダリストの経歴を見ると、一度ならずケガをしたりメダル逃したりしている人が多いですね。わざとけっ躓く人はいないけど、どこかで関門を乗り越える経験って必要なんだと思うんです。受験で将来が決まってしまうのは理不尽だという人もいるでしょうが、ケガをしないように大事に無難に育てられてきた人が増えると、今の政治のようなセコいことばかりが増えてしまうと思う。 我が家の子供たちのうち上3人は農業高校に進み、一番下は地域校でした。農業高校へ行くことには少し父親が誘導した。お勉強だけでなく農業を体験してほしかった。学区域に農場の広さでは全国一という素晴らしい学校があるのだから、行かせない手はないと思ってました。作物を育てる実習があり、夏休みも牛の世話で登校する日があり、素朴で良い友達にも出会って楽しく過ごしたようです。 よせばいいのに4人とも進学したので、おかげで親はすってんてんになった。推薦で進学した2人はその後も無理のない生き方をしていて、性格として推薦入学でよかったのでしょう。一般試験を受けた二人はどちらも浪人し、その後も紆余曲折を経た生き方をしている。子どもの紆余曲折に付き合うのは親にもエネルギーが必要です。何があっても受け入れる覚悟と尻ぬぐいの用意が必要になる。 子育ても出口が見えたところで思うのは、子どもに試練を与えられるかどうかは親の覚悟次第なのだということ。親が苦労したくないから子どもにも苦労をさせない。子どもが暗い夜道を歩いているのは可哀想だから車で迎えに行ってしまう。暗くたって寒くたって自分で歩いて通ったことは、自分の意志の結果として何かに役立つかもしれないけれど、親が子供を暗い夜道を歩かせる不安に勝てない。 人間は80年以上生きるのですから、さまざまな知識や経験を積むことができます。今は何事も変化のスピードが速いので、次の世代が子育てするにあたって直面する問題は今とはかなり違うかもしれない。でも、人間が経験から学んで物事を判断していくことはそう簡単には変わらないはず。せっかく80年も生きるなら、いろんな経験を積ませてあげた方が面白いとすってんてんの親は思うのです。
by organic-cambio
| 2018-02-20 13:31
| 店主の雑言
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