週のうち、唯一遊びに使える月曜の午後。またしてもふらりふらりと夫婦で出かけた。
八ヶ岳の麓をさまよい、昔よく遊んでいた清里のあたりにやってきた。
眺めのいい駐車場で車を止め、ちょうど降り出した雪にかすむ八ヶ岳を見ていると、甲斐駒の近くに天から梯子が降りてきた。
暗い雲間より射し出づる光・・・、エンジェルズ・ラダーと呼ばれる何とも幻想的な風景である。
天使はここから下りてくるのか。これを登っていけば、天国に行けるのか。
海の向こうではエンジェルが降りてくるのかもしれないが、日本のオジサンが連想するのは、天国の神様に「ほんなら、出てゆけ~!」と追い出されて、降りてくる途中で足を踏み外す「ヨッパライ」なのである。
思えば、今年はその加藤和彦も雲の上に行ってしまったなぁ。