月曜の午後はまたふらふらと出かけた。「まったくお前というやつは休みといえば外をほっつき歩いてばっかりで、少しは家に居るってことができないのかね!」と、よく子供のころに母親に言われたものだけれど、できないんだからシャーないじゃんね!
休みの日は必ず家でゴロゴロしてテレビばっかり見ている、とか、家の掃除や片付けが大好きで頼まれもしないのに日曜大工で何かを作ってしまう、なんて人を私は素直にソンケーいたします。オレには絶対できねーから。
枕が長くなりましたが、どこへ行ったのかといえば安曇野でございまして、なぜそこへといえば雪の山を眺めたかったからであります。ちょうど陽気が春めいて、ぼ~っと山を眺めるにはいい具合になりそうだったので。なんせ、寒い時は山も雪雲をかぶって見えないし、見る方だって寒くて仕方がない。雪の山を見るのは、少し春めいたちょうど今頃の暖かな日が一番なのさ。
ここがお気に入りのビューポイント、大峰高原から望む後立山。右は鹿島槍、真中は爺が岳、下の町並みは大町。ちょっと薄曇りになってコントラストがいまいちになってしまった。ここは5月ごろに来るといろいろな雪形も見ることができる。途中の道の駅で買った「すあま」を食べながら、雪の上のブルーシートを敷いて、ぼ~っと山を眺めて過ごした。短時間の休みでも精神はキュンとリフレッシュされた。
この近くには有名な大きな楓の樹があって、その季節になるとカメラ爺が群れているのだけれど、雪野原の今はだれもいなくて静かだった。