今週もまずまずの天気になりそうだったので、梅を探しに山梨へ下った。
昼飯は明野の「くじらぐも」。古い農家の土間を、ほぼそのまま使った客席。低くて小さな卓袱台に、まずは豆乳とブロッコリのスープとほうれん草のパン。やがて、プレートに盛られたランチセットが並ぶ。プレートの中身は、ブロッコリとジャガイモのオムレツ、ネギの温野菜、おからコロッケ蕗味噌のせ、ネギとしらすとわかめの炒め物、ベークドポテト、ヤーコンのサラダ、真ん中に切干大根と厚揚げの煮物。写真を撮ってこなかったけれど、こうやって書いてみるとなかなか手をかけた野菜料理のランチだとわかるでしょ。食後のドリンクが付いて850円也。
外ではヤギの親子が梅の花の下で戯れていた。
明野からもう少し下って、今は甲斐市となった敷島町の公園に梅園があるというので向ってみた。いつものように地図は頭の中に仕込んできたが、微妙に間違えて梅畑の中を迷走する。この迷走が目的地以外の意外な風景を見つけるきっかけなのだ。甲府盆地を見下ろす台地に咲く梅は、桃に負けない美しさだ。
ため池の周りに遊歩道があり梅がたくさん咲いていたので、ここを梅園と思っていたら、帰り道にもっと立派な本物の梅園があった。
赤と白だけでなく、微妙に緑がかった白、白から赤に変化していく梅、枝垂れ梅、八重咲きの梅などなどまあ百花繚乱。、
ちょうど見ごろ。しかもうるさいオババ集団がおらず、静かに梅を見ることができるのはとてもとてもいい条件なのであった。
信州の中でも寒い地方の諏訪から、たった数十km離れただけでずいぶんと季節は進んでいる。ふと足元を見ると、もう土筆。たしか家の周りで土筆を見るのは4月も半ばを過ぎた頃・・・。