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霧ケ峰にレンゲツツジが咲き始めた。山火事の炎のようなこの派手な花が咲くと、山にも花にも夏が近づいてくる。店からわずか30分で行ける全国でも有数の花の宝庫霧ケ峰に、空模様と相談の上で出かける。降るか降らないか微妙な空模様だけれど、とりあえず降っていないから行くだけ行ってみよう、という選択ができるのは地元の利である。
池のくるみの周りはまだ枯れたカヤに覆われていて、その下に小さな花が咲き始めていた。雲間から薄日が差す中、誰もいない高原をわれら2名様貸切で散策する。 アマドコロは白い小さな提灯をぶらさげたような花。この個体は群れを作らず、たった一本で咲いているところがいい。地下茎で増える花なので、条件が合えばやがて群生するのかもしれないが、まずは一人でしばらくは耐え忍ばなければならない。 スズランも入笠山のような大群落よりも、ひっそりと一人で咲いている方がいい。花だって都会暮らしより田舎暮らしの方が好きなやつがいるものなのだ。思わず、頑張れよ・・・くじけるなよ・・・やたらとお金を借りると後で大変だぞ・・・などと励ましてしまう。余計なお世話だったかな・・・。 スミレの種類は非常に多くてとても覚えきれないのだけれど、突然白いスミレに出会ったので「これはシロスミレだ」と出まかせに名前を言うと、カミさんは鼻でせせら笑った。その昔、道端に黄色いナズナが咲いているのを見つけた時、カミさんに花の名前を問われて「これは花が黄色いから外来種のナズナだ」などと適当に答えておいた。「それで、なんていう名前なの?」と突っ込まれて窮した挙句「外来の黄色いナズナだから・・・イエローペンペンだ」とやって失笑を買って以来、まるで信用していないのである。 ところが、今回はこの出まかせが当たってしまった。このスミレの名は本当に「シロスミレ」 決して「ホワイト・バイオレット」ではありませぬぞ。 この花の名前を知って、私は憤慨してしまった。こんなきれいで可憐な花になんという不細工な名前をつけるのか、と。ウバユリの名前の由来が、葉がない=歯がない=姥、というのもひどいものだと思ったけれど、植物学者には命名のセンスのある人と全くない人がおられたようだ。名前の付け方次第で、花のイメージも変わるということに思いを至らせ、この花が後世の人に愛されるようにという感性がある人であれば、こんな名前はつけなかったであろう。 ウマノアシガタ 名前の由来は、葉の形が馬蹄形だからというのだけれど・・・。キンポウゲ=金鳳花というきれいな名前の科に属しながら、同じ仲間にはキツネノボタンなんていうそれらしい可愛い名前を付けてもらった花もあるというのに、馬の足形はないだろう・・・。 花の名前の由来を語るなら、今回の主役の由来も述べておかねばなるまい。レンゲツツジは、花が咲く前のつぼみの状態が蓮華を思わせるから。こんな状態のつぼみをハスの花に見立てたらしい。ふむふむ、そう見えないこともない。ホトケ様の座っているあの台ってことね。レンゲツツジは葉にも花にも強烈な毒があるので、高原の放牧地でも牛が食べないから増えたのだとか。馬も食べないからウマツツジだの牛が食べ残すからベコツツジなんて呼び方もあるらしいけれど、ここはきっぱりとレンゲツツジでよかったね。 2010/6/24
by organic-cambio
| 2010-06-24 19:47
| 戯れ道中
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