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暖かくなって、ようやく外を歩くのにダウンジャケットは必要なくなってきた。ダウンジャケットは意外と首回りが汚れるので、しまう時はちゃんとクリーニングしてからでないと、秋になって再び着るときにがっかりすることになってしまう。今はクリーニング屋さんもダウンの扱いに慣れているからダウンがペッタンコになってしまうことはないけれど、昔は一度、高いジャケットをだめにされてしまったことがある。
そもそもダウンジャケットなどというのは街着として着られるようになってからのもので、もとは登山用で羽毛服(うもうふく)と呼ばれていた。ナイロンの薄い生地に羽毛を詰めた羽毛服はモコモコとしていかにも温かそうであこがれの一品だったが、アルバイトが日給3000円の時代に15日分の日給を必要とする代物で、ビンボーな学生には高嶺の花だった。 その羽毛服を、大学山岳部の先輩がタダでくれるというので喜んでもらったのだが、生地から羽毛がどんどん抜け出る粗悪品で、それを着て電車に乗っていると、前の座席に座っていた女子高生の制服にわが羽毛服から飛び立った羽毛が次々と着地して、どこから飛んできたんだろうと女子高生が友達と顔を見合わせていたこともあった。 そのころはフランス製の製品が中心で高価だったが、やがて中国産の安価な羽毛服が輸入されるようになり、だんだん山用品の羽毛服から街で着るダウンジャケットになっていった。今やだれでも1枚持っているほどの普及版アウターになり、ちょっと不思議に思うことが出てきた。果たしてこんなにダウンが普及して、その羽毛はどこからやってくるのだろうか、と。 ダウンとは水鳥の胸の羽毛のこと。主にガチョウのものが良いとされていて、1枚のダウンジャケットには数羽分のガチョウの羽毛が使われているという。ということは、それだけの数の命が奪われているということで、われらはガチョウの身ぐるみを剥がして着ているわけなのだ。北欧などで生産される一部の高級品は、ガチョウが自分で毛繕いの際についばんだ羽を集めて作るそうだ。安い中国産のアヒルの羽毛も使われているが、それは北京ダックの副産物だという。でも圧倒的に多いいわゆるグースダウンをむしった後のガチョウは、いったいどうなっているのだろう。 日本ではガチョウを使った料理というものが一般的ではないから、ガチョウの料理など想像がつかない。まさか、羊のようにむしってももう一度毛が生えてくる、なんてことはないだろうな。そういえば、ガチョウに餌をたくさん与えて運動させず、無理やり肝臓を肥大させたフォアグラは、世界の三大珍味と呼ばれてフランスで珍重されている。羽毛はむしられるわ、無理やり脂肪肝にさせられるわで、ガチョウはひどく不遇な鳥なのだ。フォアグラの生産はあまりに酷い動物虐待だ、と生産を禁止する国も現れているけれど、フォアグラを生産して食べている国の人たちは、われらが島国でクジラを食べるのを野蛮な文化だと言っていないだろうな。 ところで、先日私は病院で内臓の具合を超音波で調べる検査を受けた。その結果、中度の脂肪肝であるとの宣告を受けた。何を隠そう、人間フォアグラなのだぞ。2012/3/27
by organic-cambio
| 2012-03-27 18:14
| 店主の雑言
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Comments(4)
ダウンジャケットを女性がフツーに着るようになった頃のことは、よく憶えています。女性がああいうモコモコしたものを着ることは、かつてなかったことですからね。かつての上司が、そうした後ろ姿を目にして、「ありゃあ、徳利持たしたら、信楽焼のタヌキじゃねえか」って、批評しておりました
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by
organic-cambio at 2012-04-01 08:48
そうですか、その人八畳敷きも引きずってましたか?
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by
shinanoya-chubei at 2012-04-03 09:54
やはり、イヌノフグリつながりですか。
いやいや、ガウチョの肝臓がガチョウになったということです
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