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たばこも酒もやめてしまったし、食べ物を商うことを生業としていることもあって、普段は滅多にコンビニで物を買うことがない。たまに仕方なく入ることはあっても、必要なものがあってはいるだけだから、買う予定のもの以外の商品やキャンペーンなどに魅力を感じることがない。ましてや弁当や惣菜パンに至っては、まったく食欲を刺激してくれない。テレビを見ないしコンビニにも縁のない生活は、世の中のかなりの割合の欲望と消費を知らないということでもあるが、知らなくてもよい世界なのだと割り切ることにしている。
最近のコンビニは店内で簡単な調理をして売るものがあって、アルバイトの高校生でもできるように、解凍した食材をフライヤー入れてスイッチを押し、一定の時間がたつと出来上がるようになっているそうだ。ところが、コンビニという店はどこかの店とは違ってとてもお客さんの数が多い。スイッチを入れた後でレジを打っているうちに出来上がり時間が過ぎてしまい、気が付いたらフランクや唐揚げが焦げ焦げになってしまうことがある。商品は常に均質であることが求められる世界だから、「ちょっと焦げちゃったけど、半額でどーですか?」というわけにはいかない。では、どーするか。 そんな場合は、焦げ焦げを作った人が自主的に「お買い上げ」することになっているそうだ。だいたいアルバイトでそんなヘマをするのは油ギッシュな食べ物大好き世代だから、「ウエ~ン、やっちゃったぁ~」などといいながら、休み時間に食べてしまうらしい。でも、750円の時給だから、3本もフランクを焦がしたら時給は半分になってしまう。これって、なんか変だ。 そもそも、そんなヘマを仕出かすようなひよっこたちだから、時給700円あまりの最低賃金すれすれで雇われているのだ。多少のヘマをすることは織り込み済みの賃金なのに、ヘマをしたら「お買い上げ」というのは、ちょっとアコギじゃない? デパートもスーパーも追い抜いて、いまや流通業ナンバーワンの売上総額になったコンビニだけれど、その土台は最低賃金すれすれのアルバイトが調理の失敗を「お買い上げ」して支えている。働くにも取引するにも弱いものにしわ寄せがあるビジネスがナンバーワンでは、ちょっとこの先ヤバいのでは? とても嫌なのは「お買い上げ」で失敗を丸め込んでしまうことで、大人たちが失敗をする原因を追究して対策を取らずに済んでしまうこと。さらに、ひよっこたちがつまらない失敗で「お買い上げ」のように責任を取らされることが当たり前になって、失敗を恐れるようになってしまうこと。 失敗をしても責任を取らないのは政治家や役人の常道だけれど、まだ人間的にひよっこのアルバイトたちは小さな責任を「お買い上げ」で取らされる。雇う側は時給750円の人的資源としか考えないのかもしれないが、あと70年を生きて世の中を支える大切なひよっこたちなのだから、もう少し育てるという気概があってもいいのではないか。2011/9/4
by organic-cambio
| 2012-09-04 18:29
| 店主の雑言
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Comments(2)
Commented
by
shinanoya-chubei at 2012-09-10 11:50
コンビニは本部も阿漕なら、各店もエゲツナイのですねえ。店主は
本部にサクシュされ、バイトはヘマして自腹切る・・・・何ともはやのご時勢ですねえ。
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Commented
by
organic-cambio at 2012-09-11 18:29
まぁ、バイトの子たちもいろんな子がいるので、使う方も大変らしいですけどね。でも、こんな使われ方をしていると、気持ちが荒むでしょうね。
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