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先週は車を買い替えることから店の将来にまで話が展開したが、その中で触れたこの店のスタイルについて、少し説明を要するということに気が付いた。CAMBIOという店はこうでなくてはならないという固定観念は捨てた方が良いと思うのだが、今のスタイルとは何なのかが、やっている側と見ている側で違うものになっている可能性があることに気が付いたのだ。自分ではこんな店のつもりだったけれど、お客さんには全然伝わっていなかった、ということになっているのではないか、と◆CAMBIOに1トン積みの車が必要なのは、野菜の仕入れが多いからだ。冬の今時分は地元で野菜が全く収穫できないため、すべてが東京の出荷センター経由で入荷する。南は沖縄や鹿児島から、大根やキャベツなどの大型野菜は愛知県渥美半島から、菜っ葉や白菜は茨城から、玉ねぎやじゃが芋は北海道からといった具合。全国各地の有機野菜と加工食品や生鮮食品全般をまとめて週3回出荷してくれるセンターからの荷は、トラックの路線便で送られてくる。そのまま店まで配送してもらえば楽なのだが、こちらから返却する資材などもあるため、運送会社のターミナルまで引き取りに行く。その荷を積み込むためにはある程度大きな車が必要なのだ。昨年までは月に一度東京まで荷をまとめて積みに行き、車に積めるだけ積んでくるという力任せもやっていたが、その疲れを1週間引きずるようになったため、今年からはやめた。夏は夏で毎日のようにあちこちに集荷に行くので、車に荷を積まない日はほとんどない◆有機野菜を売るということは、いくら売ってナンボの利益を出すかという商売の鉄則からすれば、非効率極まりない商売かもしれない。野菜の原価は高いし、発注は収穫前にしなければならないし、傷みは多いし、見かけは悪い。同じ店の中に並んでいる商品と比べたって、ほうれん草1束とジュース1本の値段はそう変わらない。ほうれん草は店に2日並べたらもう見切り品になるけれど、ジュースは1年以上の賞味期限がある。商売を考えるのだったら野菜より乾物や調味料を売った方が、お菓子やジュースを並べるスペースを広くした方が絶対に効率が良い。そうすれば大きな車だっていらないし、何でも店まで荷を届けてもらえる◆でも、CAMBIOはこのスタイルを今後も続けることにした。これからもこの野菜を中心に置いた店づくりを続けようと思う。やる人間が変わらない以上は変えようがないという指摘もあるが、実はそうではなくて、野菜を中心に据える意義がこれからは今まで以上に必要になって来るだろう、と思うからだ◆食べものはすべて田畑から生まれる。野菜や米や果物は言うに及ばず、鶏や牛や豚が食べる餌も。海で育つ魚でさえ、山や田畑から川を流れ下る栄養分を求めて大陸棚に集まって来るのだから、田畑が育てていると言えるのだ。つまり、すべての食べものは野菜から始まると言っても過言ではない。その田畑を持続可能な方法で作り続けることが有機農業。その産物である有機野菜を売ることで食べる持続性と環境の保全をサポートする、というのがCAMBIOの社会的使命。食べものを通して自然環境の持続可能性を考えるのであれば、まずは野菜から始めなくてはならない。だから今後も常に野菜は店の中心に据えていく。
by organic-cambio
| 2015-02-17 15:09
| 店主の雑言
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