毎週のように顔をつき合せて進めてきた打ち合わせが終わり、第8回岡谷まち歩き古本市の内容が固まりました。今回も盛りだくさんの主催イベントがあり、あちこちの会場に古本や古道具が並びます。桜並木も真っ赤に紅葉して彩りを添えてくれることでしょう。みなさま連れだってお出かけください。
わずか8回とは言え、重ねてきた会を振り返れば道筋は平たんではなく、紆余曲折を経てきました。今回より第1回から参加してきた会場のひとつが去り新たに2つの会場が参加し、計9会場での開催となります。参加の意志は自由なので、趣旨や目的が合わなければ去ることも自由。それだけです。
会場として参加する以上は実行委として企画にも加わることを条件にしているので、会場になるためには一定の労力も担ってもらうことになります。その労力と見返りが見合っているのかどうか、委員長としては責任を感じるところです。先送りにしてきたその清算もそろそろつけなくてはなりません。
何ごとも始めるときはイケイケで立ち上げるけれど、ある程度走ったところで振り返ると「こんなはずじゃなかった」ということがあります。第8回まで重ねた古本市も第10回までに何かしらの成果を形として残したいと思っています。このイベントが岡谷の街にとって何のためになったのか、と。
いつも最初の打ち合わせの時は何も見込みがなかったことが、話し合いを重ねていくと様々なアイデアが提供され、次々と形になっていくのは楽しいことです。打ち合わせが盛り上がるとイベントにも勢いがついてくる。そこまでやるか!というアイデアが実現してしまうのは、人にパワーがあるから。
今回はスタンプラリーが「岡谷達人選手権」になってしまった。全ての会場を回るにとどまらず、すべての主催イベントに出て古本や古道具を買って、さらに5か所の飲食店で食事をしてアンケートにも答える。全部のマスが埋まれば岡谷の達人になること間違いなし、というスーパースタンプラリー。
ひとりだけに与えられる「岡谷の達人」になるには、誰よりも早くゴールインしなくてはならない。賞金は3万円。主催イベントの最終は2日の無声映画上映会だから、終わった後でゴールの笠原書店前に何人もが達人を目指して徹夜で並んだら?と真剣に話し合った。ホントに並んだらどうしよう。