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庭の草むしりをしていると、やけにプラスティック片が多いことに気が付きました。20年以上も管理をしてきた老親たちは、庭の造作に木も布も金属もプラスティックも何でもお構いなしに使ってきたので、劣化したビニール袋や壊れた家電製品の部品がたくさん土に混ざっているのです。これは土をふるいにでもかけなければ到底きれいにすることはできない、と気が遠くなる思いがするのでした。
薄いビニール袋は、紫外線が強い庭に放置すると数年でボロボロになります。細かく敗れて始末に負えなくなる。決して紙や木のように腐食して土に還るのではなく、細かい切片のまま散らかってしまう厄介な存在になる。そんな5mm以下の切片をマイクロプラスティックと言い、海の環境汚染の原因として問題になっています。今月のナショナルジオグラフィック誌でも特集が組まれています。
その特集の中で提唱されているのは「レジ袋の規制」。プラスティック製品は数多くありますが、その中でも買い物の際に使い捨てにするレジ袋を規制するべきだという提案は、私たちの仕事にもどなたの生活にもかかわりのあること。CAMBIOは、店が始まった時から一貫して買い物袋を持ってきてくださるようにお願いしてきましたが、もう一歩進めた取り組みをする必要に迫られているようです。
数多くのプラスティック製品がありながら、レジ袋だけを悪者にすることに異論を唱える方もあると思います。PETボトルはどうなのか、マヨネーズの外袋は必要なのか、甘夏を1個ずつラップでくるむ必要はあるのか、と。それは他のもので代替できるか、リユースが可能か、リサイクルのシステムが発達しているかで考えると、レジ袋を規制する理由が見えてくるでしょう。甘夏は問題ですね。
甘夏をラップしているのは鮮度保持のため。皮から水分が蒸散してシナシナになるのを防ぐためです。葉物のように2~3時間でクタってしまうものとは違うので、なしでも売れないわけではない。マヨネーズはキャップの開封と内容表示などの問題がクリアできれば不要になる。PETボトルは回収再利用のシステムが確立している。それに比べるとレジ袋には存在理由が薄いし、何でも代替できます。
スーパーでもレジ袋を有料にするところが出てきましたが、わずかな金額で買えるのであまり抑止力にはならないでしょう。世界を見渡すとフランスやイタリアなどでは使用禁止、オランダやドイツは有料、デンマークやベルギーでは課税されています。レジ袋がタダの日本でレジ袋を規制するのは容易ではないでしょうが、日常の中に環境汚染の原因があることを理解するきっかけになると思います。
豆腐をパックなしで販売することは無理ですし、飲み物をすべて瓶にすると輸送と回収のエネルギー問題が出てきます。あっちを立てるとこっちが立たないことばかりですが、私たちの生活がエネルギーの無駄や環境汚染につながっていることを表す方法としても効果的です。ビニール(プラスティック)のレジ袋を思い切って禁止するぐらいのインパクトのある措置ができると、世の中が変わるかも。
そしてわれらの店では、少しずつ増えてきたプラスティックの使用を少しでも削減するよう、資源の使い方を見直します。甘夏や柑橘のラップ掛けは止めなくてはなりませんね。一般流通ではワックスをかけて呼吸を止めていますが、何も使わない状態の皮が多少しなびた状態でもご理解をお願いします。豆腐や冷蔵品を持ち帰る際の薄いビニール袋も止めたいですね。買い物袋のリユースは続けます。
by organic-cambio
| 2018-06-12 17:53
| 店主の雑言
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